2022/08/31

ブレイディみかこ 僕はイエローで レビュー

 ブレイディみかこ 僕はイエローで、、

レビュー



著者はもともと他の媒体を通してもマイノリティー側からみた状況を記事にしていたと推測する

本書を読み進みていけばそのことは見えてくるけど、冒頭からそのことを読者はすんなり受け入れられるのか?
もしくは連載のかたちであれば、尚
著者の状況、登場人物の状況設定によっているところが大きいと思う

現代で国際的に社会問題とされていることがら
一般的にマクロの視点でみんな認識しているけど
問題は個々人の前で起きてて、それを解決していかないといけない
自分、息子を通して表している

問題との距離感がとても上手い
当人達は本当はもっと悔しいこともあったんじゃないかなと推測する
著者は50代、大人の視点であるため物事を客観視して言語化している
息子も思春期を迎えアイデンティティと向き合う難しい時期だが、冷静に向き合っている

文章の表し方のテンションもあつすぎないことがうまくいってる
著者は経験から問題やトラブルの匂いがしたら回避する術を持っている
問題提起して訴える系のコラムニストだとその憤りや悔しさを伝えるときどうしても熱くなりがちだけど
この親子は一貫してクールだ
みんながこれくらい冷静に話ができていればもう少し世界は多様性を理解しあいうまくやっていけるのかもしれないのにな