2000年代、ぼくらはHTMLを手打ちしていた。
<table>でレイアウトを組み、リンクは相対パスで、FTPクライアントからアップロード。
1文字間違えただけで404。
でも、自分で組んだHTMLとCSSが画面に出るたびに、意味もなくリロードしては感動していた。
2010年代、WordPressの時代が来た。
テーマをカスタマイズし、プラグインを探し、ウィジェットを調整し、
「簡単にブログが作れる時代」が到来したように思えた。
けれど、書くことより“整えること”のほうに時間を取られていた気がする。
そして、2025年──。
静的サイトジェネレーター(Astro / Hugo)とGitHub Actionsによる自動デプロイ。
Markdownで書いて、git pushするだけでNetlifyに公開される世界。
このシンプルさ、構造の美しさに触れたとき、ぼくは「あの頃の感動が戻ってきた」と思った。
……そんなぼくが、いまReaddy.aiのようなAIウェブ制作ツールを触っていて、
興奮が止まらない。
WordPressより10倍簡単。
クリックして、文を入れて、レイアウトが即座に生成される。
ここまで来たのか、Web制作……!
ぼくはすべての世代を体験した。
HTML直打ち → WordPress → SSG + CI/CD → そしてAI自動生成。
だからこそ、この変化の大きさに震えているのかもしれない。
けれど、なんでだろう。
こんなに興奮しているのが、今この瞬間、自分だけのように思える。
これは神ツールだ。間違いなく。
でも、あまり知られてほしくないという気持ちもある。
あまりにも人が集まりすぎて、文化が崩れたり、サービスが変質してしまったら怖いから。
かといって、ユーザーが少なすぎてサービス終了になるのもまたスリリングだ。
この気持ちはなんなんだろう。
たぶん、好きなインディーズバンドがメジャーデビューする前夜に似ている。
Readdy.ai、そして今のWeb制作ツール群。
どうか、ちょうどいい未来を迎えてくれますように。